地形
平野
平野・・・低く平らな地形
┌侵食平野
├┬準平原
├┴構造平野
├堆積平野
├┬沖積平野
├┼台地
侵食平野
侵食平野・・・山地などの地形が侵食されることにより形成された地形
主に安定陸塊に分布している。(すなわち遥か昔に形成されたということ。)
堆積平野より規模が大きい
準平原
浸食輪廻における最後の地形
山地が形成されて、浸食され続けてからの最終形態。
楯状地・・・先カンブリア時代の結晶質火成岩と高度変成岩が突き出ている地形
楯状地の例
・カナダ楯状地
・バルト楯状地
日本にはない。
残丘・・・岩石が侵食されずに残って孤立した丘
構造平野
岩石の上に地層が水平に堆積したもの
①海面上昇による土砂の堆積
②海面低下による陸化後に浸食
ケスタ(cuesta スペイン語で斜面)
硬層と軟層が交互に堆積してできた地形
主にケスタがある所
・五大湖周辺
・パリ盆地
・ロンドン盆地
メサ・・・硬層が一部、卓上型に取り残された地形
ビュート・・・メサが浸食された地形
主な構造平野
・北アメリカ中央
・東ヨーロッパ
堆積平野
堆積平野・・・土砂、岩石が溝(海底や谷底等)を埋めて形成された地形
侵食平野よりは新しい時代に形成されている。
侵食平野より規模が小さい。
※河川は陸地と海面を同じ高さにしようとする性質がある。
沖積平野
河川の堆積作用により形成された平野
完新世(沖積世)に形成されたもの
河川の上流
勾配が大きい所→V字谷(浸食により)
勾配が少し小さくなった所→谷底平野(堆積により)
麓→ふもと、↑山の麓(ふもと)
扇状地が形成される。
河川の勢いが弱まり、大きめの砂(礫など)が堆積する。
河川の中流
河川の下流
台地
カルスト地形
カルスト地形の由来は、スロベニアのカルスト地方から来ている。
ドリーネ
直径100m以内の窪地。底には赤土テラロッサが堆積している。
ウバーレ
ドリーネが連結してできた地形。
水たまり(ドリーネ)→池(ウバーレ)みたいなイメージ
ポリエ
ウバーレが更に集まってできた地形。溶食盆地
石灰岩地域では、テラロッサは農業に用いられる。テラロッサ自体肥沃ではないが石灰岩よりマシ。
サンゴ礁
サンゴ礁(Coral Reef)
環境がよいところに主に存在する。
裾礁
日本にも見られる
堡礁
環礁
赤道付近にあることが多い
氷河
カール
氷河の侵食作用でできたもの
ホルン
カールが3つ以上取り囲むことで形成される。
高燥地
水はけの良い場所。
周囲より標高が高く、堆積物が粗いことによる。
低平地に砂礫が堆積した微高地である、氾濫原の自然堤防や海岸部の浜堤や砂丘など。
海波によって直線上に形成された10メートル未満の微高地である浜堤に対し、砂浜はかぜによって運ばれた砂礫が堆積して形成され、10メートル以上の丘状の高まりとなる。
洪水時でも浸水しにくい。
集合の立地にも適する。
その周囲に形成される低地
平行に走る2つの浜堤の間の低地
砂丘間の低地
日本では古くから水田として利用される。